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道央

一般社団法人ウィメンズ・ライフ・サポート協会うぃーら

50代60代の女性が諸問題でベストの選択ができるよう支援

代表理事の桑島まゆみさんと理事の藤田絵理子さんが2016に設立。整理収納アドバイザーの桑島さん、不動産鑑定士の藤田さんの他、専門家会員(全員女性)が片づけや不動産処分、相続、介護に伴う一連の相談を1つの窓口で受け、支援している。

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きっかけ
 私の母の圧迫骨折を契機に介護がスタート、はじめは誰に何を聞いていいのかもわからず、手探りでした。更に母のモノや叔母の家の整理収納を手伝い、シニア世代は若い人のようにスムーズに片付けができないこともわかりました。このような体験に基づき、ミドル、シニアの方々の健康や介護、さらに不動産処分とそれに伴う片づけや登記、相続などを一貫してサポートする組織の必要性を実感し、女性専門家グループを作りました。今は、個人・企業の片付けサポート、不動産処分などの相談対応やセミナー開催をしています。
苦労
 一般の方にこの活動を知ってもらうことが大変です。セミナーなどを開催するときは、ホームページやフェイスブックなどで情報を流しています。ただ、私たちが来て欲しいと思うミドル・シニア世代ではインターネットをしない方もいますので、手作りのチラシを配ったり新聞で告知しています。不動産や空き家処分などで困っている方は、女性専門家に繋いでいろいろな解決方法を一緒に考えることができますので、一度ご相談いただきたいと思っています。電話相談は初回30分無料となっていますので、気楽にご利用ください。 
満足度
 テレビなどで整理収納を知って実践したが挫折してしまった受講者さまの中には「片づけられない原因がわかりました」と笑顔で話してくださる方、更に整理収納アドバイザーの資格を取る方もいます。離れて暮らしている親の住み替えに伴う片づけのご依頼を受けた際には、最後まで責任を持って作業しますので、不動産の引き渡しやその後の手続きもスムーズで、依頼主さまには「良かった」と大変喜んでいただいています。一つの窓口でそれぞれの専門家と連携して一気に解決できるので、「助かった」と言われます。
これから
 私の介護経験から事前に勉強をしていたので、相談者さまに多くの選択肢をご提供することができます。私たち専門家もプライベートでは介護などの経験がありますので、相談者さまに寄り添った対応をしていきます。今後は介護事業所と連携し、介護保険外サービスとしての片づけ作業や相談業務を実施します。また介護を支える年代が抱える問題点を探り、必要な情報を届け、いざというときに最善の選択ができるためのサポートをしていきたいです。札幌圏だけでなく全道にも展開していく予定です。ミドル・シニア世代の女性が安心安全に暮らせるよう頑張ります。
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北の☆女性たちへのメッセージ

やってみようと思った時に動きましょう。夢は、周囲に語ってください。やりたいこととできることが違うこともありますが、自分にはできないと思っていても、サポートを受ければできることもあります。家族や周りの人をうまく味方に付けてくださいね。

取材年月日:
2017年6月2日
(代表理事の桑島さんからお話をお伺いしました)