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道央

日本青年会議所(JC)北海道地区協議会 会長  植村 真美 さん【赤平市】

赤平、空知、そして北海道をこよなく愛して全国駆け回る

1976年生まれ、赤平市出身。大学卒業後の2002年に故郷に戻り、父親が経営する植村建設に入社。現在取締役。最近の写真撮影では「みんな元気になーれ」との願いを込めた、両手を花のように広げたしぐさが決めポーズ。

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きっかけ
 2015年1月から1年間、会長を務めています。北海道地区の青年会議所は、48団体、約1,400人で活動しています。北海道は日本の「宝島」です。この宝島をもっと元気にするため、人や地域をつなげて、新しい価値を生み出していくことのお手伝いができれば、と思って、道内と全国を駆け回りました。2014年には、女子会を立ち上げました。「女子会あっても良いよね~」という軽いのりで始めましたが、女性の持つ感性と行動力が会議所活動の新しい活力になるのでは、と思っています。
苦労
 北海道地区協議会では初の女性会長ということでしたが、女性だから、と特に苦労は感じませんでした。でも、すぐに口を出すぶっちゃけた性格なので、周りの男性は苦労したかもしれません。男性の中にいることが多かったため、女子会を作ってみて、女らしさというか、女性特有の考え方や感性ってこうなんだ、と改めて「女性」を意識しました。女性が団結したときのスピード感や明るさは、男性にはないものです。男性の先を見る思考とうまく融合させることができれば面白い反応が起きるのでは、と思います。
満足度
 日本青年会議所の役員でもあるため、1年の半分ぐらいは赤平市以外で過ごしました。多くの方との出会い、色々な地域を訪れ見聞きしたことは、言葉では表現できないぐらい勉強になりました。青年会議所という組織は異業種の集まりなので、ある意味全国の縮図みたいなものです。活力のある地域もあれば、赤平市のように過疎化が進み、生き残りのみちを模索している地域もあります。でも、どの地域にも「熱い」方がいて、業種や取り組み内容は違っても、未来に向けて進もうという強い意志を感じました。
これから
 生まれ育った赤平市を世界に羽ばたかせることが夢です。そのためには、赤平市が子どもたちにとって誇りの持てるまちになることが欠かせません。赤平市産の赤ジャガイモを使った「じゃガール」という商品を7年ほど前に開発しました。この商品を全道、全国に広め、「赤平市といえば『じゃガール』」とイメージしてもらえればうれしいですね。大人が諦めると子どもは夢を持つことはできません。常に夢と希望を胸に、これからもまちづくりと地域おこしに取り組んでいきます。
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北の☆女性たちへのメッセージ

一人で悩まないこと。周りには助けてくれる方、支えてくれる方が必ずいます。人との出会いを積極的に持ち、悩みを共有し、思いを共感すれば、違う道が見えてきます。JCはそんな場として格好の組織ですよ。ぜひ一緒に!

取材年月日:
2015年10月29日