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道央

株式会社サッポロドラッグストアー

多様な働き方を通して、活躍し続ける人材を育成

1972年、札幌市で創業。83年に(株)サッポロドラッグストアーを設立。2016年「ダイバーシティ・健康戦略推進担当」を新設。2017年に道内ドラッグストア初の女性活躍推進法に基づく「えるぼし」最高位の3つ星を取得するとともに、「パートタイム労働者活躍推進企業表彰」奨励賞受賞。

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きっかけ
 かつて女性は、結婚や出産、子育てといった人生の節目を迎えるたびに、仕事と家庭の比重の見直しを迫られ、キャリアを諦めてしまうことも少なくなかったところです。しかし、これは本人や会社だけでなく、社会にとっても大きな損失です。働き方が多様化すれば、多様な価値観が生まれ、それがお客様の新たな視点を育むことにもつながります。「一人ひとりが違っていていい」といった、多様な個性を尊重する価値観を会社全体に浸透させるため2016年2月、「ダイバーシティ・健康戦略推進担当」を新設しました。
苦労
 現在、当社の係長級や管理職に占める女性の割合はまだまだ低いと感じており、それぞれ20%と12%を目標に人材育成を進めてまいります。女性の活躍はマーケティングやマネジメントの両面において欠かすことができない重要なファクターです。札幌市の女性比率は全国よりも2%ほど高く53%ほどですし、当社従業員ですと70%を超えます。2010年「ハタラキカタカエル委員会」を、16年には前出の新部署をつくり、女性の活躍推進、そして誰もが活躍の場を持てる多様性のある組織づくりに取り組んでいる段階です。
満足度
 2017年に道内ドラッグストア初となる、厚生労働大臣認定の「えるぼし」最高位3つ星を取得しました。女性が活躍している企業に与えられ、5つの評価項目において優良な実績が認められました。また、パート労働者の待遇改革を評価され「パートタイム労働者活躍推進企業表彰」奨励賞(厚生労働大臣)を道内で初めて受賞しました。子育て世代には、育児短時間勤務(小学3年生まで可能)や、保育園への送迎経路を通勤とみなす通勤手当の支給、育児参加休暇の新設など柔軟な対応が好評です。
これから
 女性が長く活躍できる職場環境づくりに、今後とも力を入れてまいります。さらに、今後、多様な働き方を推進するにあたり、「副業・兼業制度」、「在宅勤務制度」、エリア社員と契約社員を同じ雇用区分とする「専任職制度」、行政がパートナーと認めたLGBTをパートナーとする「パートナー登録制度」にも取り組むなどして、すべての従業員がいきいきと輝くことができる働き方を目指していきたいと考えております。多様なニーズを見据えて、常に柔軟に変化し続けるとともに、お客様にとっての新しい価値を今後も創造してまいります。
  • サツドラさんイメージ1
  • サツドラさんイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

  どのような形で自己実現をしていくのか、きちんと方向性を見極め、自分らしく輝いてほしいと考えています。企業としては、仕事に誇りややりがいを感じながら活躍してもらうために、今後ともより働きやすい環境を整えてまいります。

取材年月日:
2017年12月14日