7

道央

HTB 北海道テレビ放送株式会社

「OTAGAISAMA」精神で自分らしく働き、地域を応援!

1968年に本放送開始。2009年から仕事と家庭を両立できる働きやすい職場づくりに取り組み、2012年に「くるみん」マークを取得。2016年に「女性の活躍応援自主宣言」「イクボス宣言」を実施、同年「北海道両立支援推進企業表彰」を受彰。

応援企業

印刷用PDF

きっかけ
 HTBは、夢見る力を応援する広場です。視聴者の半分以上は女性であり、女性の共感を得られなければ番組は成り立ちません。作る側にもこれまで以上に女性や生活者の視点を生かそうと、2015年から女性の活躍推進を本格化させました。社内の意識改革、制度改革に積極的に取り組み「女性のチカラが生きるHTB」を目指すとトップが自ら強力にメッセージを発信し続けています。2016年4月に「ワークライフバランス・ダイバーシティ推進部」を新設。長時間労働改善をはじめ、多様な価値観を受容する環境を整えることで新たな創造を生む、ダイバーシティ経営を進めています。
苦労
 女性社員数が少なく、全体の2割程度です。20~30代では積極的に女性を採用し3割程度ですが、40代以上が圧倒的に少ないです。かつては、ライフイベントにより退職する女性も少なくなかったのですが、現在は制度整備が進み、仕事と家庭の両立は制度上可能です。課題は多様な生き方を応援し、制度を活用しやすい職場の雰囲気づくりと働き方改革です。働き方改革に戸惑いを見せる社員・管理職もいますが、制度導入の理念を根気よく伝え、「女性のチカラが生きるHTB」とともに社内外で発信し続けていきます。
満足度
 取り組みを始めたばかりで、満足とは言えません。2016年は専門部署を新設し、北海道の「女性の活躍応援自主宣言」や、NPO法人ファザーリング・ジャパンの「イクボス宣言」を全国のテレビ局として初めて行うなど、意識改革に力を入れてきました。2017年は、制度をより充実させていきます。若い世代では、男性でも制度を活用し家事や育児への参加を希望する社員がいます。上司と一緒に育児休業の申請に来た男性社員が「自分に続く後輩が育児休業を取得しやすくなれば」と話すなど、部署として男性の育休を支援する雰囲気が少しずつ出てきていることを嬉しく思っています。
これから
 この取り組みをいかに「自分ゴト」にするかが今後の課題です。支援し、支援されるチカラ「OTAGAISAMA」(お互い様)精神を鍛え、どんなライフイベントを迎えても自分らしい選択ができる企業風土をつくっていきます。また、次世代を担う子どもたちに「テレビは面白い」と思ってもらいたい。それには、私たち大人がテレビ局で活き活きと働く姿を見せることが重要です。地域メディアで働く私たちが、メディア人、家庭人、地域人として役割を果たすことで、生活者に寄り添う情報を発信し、地域から必要とされる企業であり続けたいと考えます。
  • HTBさんイメージ1
  • HTBさんイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

あなたが壁にぶつかった時、その壁が強く堅い時、あなたのしなやかさが、きっと、チカラになります。私たちHTBも地域の一員として、支援し、支援される「OTAGAISAMA」のココロを鍛え、多様な価値観が活きる地域社会とそこで暮らすあなたを応援していきます!

取材年月日:
2017年1月31日