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道央

本間社会保険労務士事務所

行動指針は、チームワーク・他者理解・チャレンジ精神・・・

2002 年 開業。代表の本間あづみ氏率いるスタッフ全員が女性であると同時に育児中であるという。本業のほか、本間代表の講演や講師派遣なども多数実施。「人を大切にし三方良しの職場をつくる」を経営理念にし、5つの行動指針をスタッフ自らが考え掲げている。

応援企業

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きっかけ
 スタッフ全員が子育て中の女性のため、出産、育児、夫の単身赴任など、女性特有のライフステージに合わせた柔軟な働き方は、「こうなったらいいね!」ではなく、必須アイテム、です。今年(2017 年)の3月には道の女性支援室へ、「女性の活躍応援自主宣言」を提出、ワーク・ライフ・バランスの実現へ、歩を進めています。

〈自主宣言 抜粋〉

~看護休暇や介護休暇に限らず、予防接種、PTA活動、授業参観などのスクールイベント、不妊治療の際に1年間で5日間、年次有給休暇とは別に有給での休暇を付与。子連れ出勤やテレワークなど多様な働き方を容認。~

苦労
 出産・育児等の経験者同士こその共感があり、困難な場面では協力し、助け合うことができます。が、「経験がないから理解できない」では、社会全体のダイバーシティは進みません。持続的な経営戦略のためには、ダイバ-シティインクル-ジョン(多様性を尊重し受容することで、それぞれの強みや持ち味を発揮しイノベーションに繋げる)が必要。追い風の女性活躍推進、一方で職場のいじめ嫌がらせ等のハラスメントが社会問題化しています。今こそ、企業はダイバ-シティインクル-ジョンを推進しつつ、経営理念の明確化と共有による働きがいのある職場づくりに取り組むことが重要と考えます。
満足度
 女性が働き続ける上でそれを是としない風土、更に女性自身の中にも働き続けることへの抵抗感等が存在します。企業等へ直接あるいはセミナー等を通じ、女性が働きやすいだけでなく働きがいを持ち働くための職場づくりについてお伝えし、経営者・従業員が、目先の利益にとらわれず中長期的な視点で積極的な取り組みをしてくださることが励みとなっています。

~スタッフの方から「本間の夢は私の夢ですから」との言葉がありました。理念に共感するからこそ、同じ目標へ向かうことが働きがい、と伝えてくださいました。

これから
 互いの持つ可能性(強みや持ち味)を最大限に発揮さることができる、成長しあえる強い組織を目指し、ダバーシティインクルージョンを更に推進していくと共に2025年の介護ショックに向けて、育児だけでなく介護との両立、闘病との両立も可能となる働き方を模索していきます。常識を打ち破る発想力やチャレンジ精神を大切にし、働きやすく働きがいのある職場づくりを自ら追求するとともに、北海道の女性がもっと能力を発揮できる職場づくりを企業に提案していきます。
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北の☆女性たちへのメッセージ

働きやすく働きがいのある職場は、ひとりひとりの相手を尊重する思いから作っていけるものです。お互い様と思いあうことで、組織はどんどん良くなります。みなさまがこれからも持ち味を活かし活躍できることをお祈りいたします!

取材年月日:
2017年7月21日
(本間代表、スタッフの皆さまからお話をお伺いしました)