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道央

書家、農家  檜山 由美 さん 【当別町】

カラフルなオリジナルの書で、人の思いを応援したい

1966年生まれ、札幌市出身。高校卒業後、札幌市内で事務職として働き、米農家の夫との結婚を機に2004年から当別町在住。子育てをしながらインテリア装書等を学び、2015年10月から書家「由芽」として活動開始。2合サイズの米袋にメッセージを書いたものが贈答用として人気。

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きっかけ
 小学校3年生から高校2年生まで、習い事として書道をやっていました。当時は、書家になりたいと思うほどの情熱はなかったものの、書は好きでしたから、就職後も会社で機会があれば筆をとり、何らかの形で書に関わっていました。結婚後、札幌でインテリア装書の教室に行き、そこで「書は自由でいいんだ」と感じました。色も好きだったので、パーソナルカラー診断の講習も受けて、色の勉強もしました。その後、何かやりたい、と自分の中でくすぶっていた時に、起業女性の支援団体North-Woman(ノースウーマン)」の講座を受けて思いが爆発し、「書と色を合わせて、とにかくやってみよう!」と思い、書家として活動を開始しました。
苦労
 夫は米農家ですが、私も昨年から農業を手伝っていて、農家と書家のどちらもやりたいと思っています。農業は基本的に家族経営で、うちは人を雇うほどの利益はないので、経済面が一番大変ですね。私の書も、まだ高額で売れるものではないので(笑)。でも、夫は書家としての活動をすごく応援してくれていますし、私も夫の自然栽培にかける思いを尊敬しているので、二人で経済面を工夫してやりくりしながら、農家と書家を両立していきたいですね。
満足度
 書家の活動の一つとして、お客様のご要望に応じて米袋にメッセージを書いているのですが、私が書いたものを喜んでいただけることが嬉しいですね。今までのお客様は、直接お会いしてお話を伺い、「勇気を持ってほしい、幸せになってほしい」という思いを込めて書いており、その思いが伝わっていると感じています。これからも「人の思いを応援したい」という思いを込めて書いていきたいです。書家としては活動を始めたばかりなのですが、色々な方から声をかけていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。始めて良かったと、心から思います。
これから
 書家としては、まだまだこれからなので、書の表現をもっと勉強していきたいですね。オリジナルの表現方法を、もっと深めていきたいと思っています。あとは、当別町をもっと盛り上げていきたいです。当別町には、素敵な女性がたくさんいて、もっと色々なことができると思っています。彼女たちと一緒に、当別町をもっとメジャーに、世界にアピールしたいです!私の書も、海外の方向けに日本の文化として発信することができればいいな、と思っています。
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  • 檜山さんイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

やりたいと思ったら、いつでも始められます。やりたいことがあったら、やってみましょう!行動しましょう!一歩踏み出しちゃいましょう!やってみると、世界がすごく広がります。自分が楽しいことが一番です!

取材年月日:
2016年8月8日