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道央

苫小牧市

「日本女性会議2017とまこまい」で男女平等参画の推進を

2007年「苫小牧市男女平等参画推進条例」施行、2008年「苫小牧市男女平等参画推進計画」策定。2013年に北海道初となる「男女平等参画都市」を宣言し、市を挙げて男女平等参画及び女性の活躍を積極的に推進。2017年10月に日本女性会議を開催予定。

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きっかけ
 本市では、1968年に開館した「苫小牧市婦人ホーム」(現在の「苫小牧市男女平等参画推進センター」)を拠点として、男女平等参画推進事業を実施しています。2001年には「とまこまい男女共同参画プラン21」を策定し、その後、条例の制定、基本計画の策定、都市宣言など、取組を進めています。また、男女平等参画社会の実現に向けた課題の解決と参加者相互の交流促進等を目的とし全国規模で開催されている「日本女性会議」の誘致活動を積極的に行い、2017年10月に開催できることになりました。
苦労
 男女平等の意識を浸透させるには、一人でも多くの方々に関心を持っていただくことが必要であり、行政の施策だけではなく、市民や団体、企業の参画が重要です。本市では、計画に基づく施策の推進、条例の制定、都市宣言と取組を進めてきましたが、決して先進都市ではなく、市民意識調査結果からも、平等意識の浸透には課題も多くあり、これからも様々な角度から推進し続けることが必要だと感じています。2015年には、NPO法人ファザーリング・ジャパンが企画する「イクボス宣言」を北海道の自治体で初めて実施し、市役所としても積極的に活動を展開していく姿勢をPRしています。
満足度
 男女平等参画社会の実現に向けて様々な形で啓発を行い、これまで多くの方々の参画のもとに推進してきました。2017年開催の日本女性会議では、実行委員会に約200人の市民や団体、企業の方が参加し、大会に向けて準備を進めています。市民団体である苫小牧男女平等参画推進協議会を中心とした長きにわたる男女平等参画の活動の経過を十分に踏まえながら、大会準備に御協力いただいている方々だけでなく、その他多くの方々に男女平等について関心を示してもらえるよう、大会を契機にさらに機運を醸成し、推進していきたいと考えています。
これから
 2017年10月13日から15日まで「日本女性会議2017とまこまい」が開催されます。これまでは県庁所在地や政令指定都市での開催が多く、人口20万人に満たない地方都市での開催は珍しいことですが、小さなまちだからできる苫小牧市ならではの会議にしたいという思いで準備を進めています。全国からご来苫いただく大勢の方々を市民の皆さまとともに温かくお迎えするため、多くのボランティアのご協力をいただきながら成功させたいです。本大会が、市全体の男女平等参画社会に向けた取組を前進させるとともに、全国の取組を推進する大会になるよう、皆さまとともに取り組んでいきたいと思います。
  • 苫小牧市イメージ1
  • 苫小牧市イメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

各都市においても、多くの方々が男女平等参画に関する活動を続けていると思いますが、「日本女性会議2017とまこまい」で発信するメッセージが、皆様方の活動の一助になればと思い企画しておりますので、一人でも多くの方の御参加をお待ちしております。

取材年月日:
2017年1月12日