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道央

EF-NET(株式会社シンク)

集い・学び・育む~Education of Future women leaders~

2015年、女性リーダー塾参加をきっかけに集まったメンバーが、女性ネットワーク「EF-NET(エフネット)」を有志で立ち上げる。現在、定期的に学習会等を開催。企画・映像プロダクションの(株)シンクが事務局及び会場の提供等をサポート。

応援企業

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きっかけ
 札幌の企画・映像プロダクションである(株)シンクでは、働く女性を映し出すドキュメンタリー「femme北海道」というWeb番組を自主企画で制作・配信しておりました。「femme北海道」の制作ディレクターは、出演者と同じ目線で働く女性。彼女が2015年に道庁が企画・募集した「まなび・つながる☆北海道女性リーダー塾」に参加いたしました。期間が決まっているリーダー塾、しかし、「せっかく繋がった女性のネットワークを大事にしたい!」との思いから、リーダー塾参加の有志メンバーたちが「EF-ET(エフネット)」を立ち上げ、現在に至っております。
苦労
 公式の研修等は業務の一端として、時間調整が可能です。しかし、自主的な集まりである私たちの会「EFーNET」の活動はやはり、時間のやりくりが大きな課題。残業や出張、介護や子育てというダブルワークの中で、いかにして活動する時間を見いだすかを考え、答えを模索することもまた、「EF-NET」の存続理由だと考えております。今後はネット会議の活用など解決の可能性がある策をどんどん試していきたいと思っております。
※「EF-NET」の主なメンバー
・(株)シンク・リコージャパン(株)・シンセメック(株)
・NTTソルコ&北海道テレマート(株)・(有)ボイスオブサッポロ・北海道コカ・コーラボトリング (株) 他
満足度
 異業種・他企業の方々とコミュニケーションをとる喜び。様々な環境の違いによるギャップが、気付きや新たな学びへと誘(いざな)う、そんな手応えを感じます。メンバーとのディスカッションで生まれる共感や共有が、「何かを変えていける!」という自信と安心の呼び水となるのです。「EFーNET」の会合はメンバーが持ち回りでプレゼンし、それを議題に意見交換を行い、アドバイスや応援メッセージをプレゼンターにフィードバックするもの。当初から継続するこのルールにより、愚痴や不平不満に終始しない会の運営が図られ、だからこそ意義深いものになるのだと、自負しております。
これから
 いずれはメンバーと企業経営者によるディスカッションができたら、と考えております。企業人として経営陣の共感を得られなければ、変化は難しいと思っております。培ったキャリアを、ライフイベントで中断しない働き方など、改革していきたいことはたくさんあります。また、メンバーの勤務先企業を訪問させていただき、経営者の方だけではなく様々な企業で働く多様な方々と語り合うような、そんなカテゴリーを越えたコミュニケーションの場を創造したい。未来を見据え目指すのは、性差にとらわれない「一企業人」としてのアイディンティティの確立。後世の女性たちに誇りを感じて貰える、自分たちでありたいです。
  • えふねっとさんイメージ1
  • えふねっとさんイメージ2

北の☆女性たちへのメッセージ

  誰に出会うかで人生は変わると聞きます。それなら、自分の幅や居場所をちょっとだけ広げてみませんか。ちょっとだけ広がった処から見える景色や出会う人は今までと違うはず。習い事をする、キャリアプランを実行する、小さな変化にあるチャンスの「前髪」をしっかり掴みとって!!

取材年月日:
2018年2月28日